個人事業主の個人再生

借入件数１６件　総額約４５００万円（ほか、住宅ローンあり）

＜借入の経緯＞

ご家族が経営されていた法人が破産し、借金の保証人になっていたKさんに督促がくるようになりました。Kさんは、飲食店を経営しており、事業資金等の借入はありませんでしたが、現在の事業収入では、保証債務を全額負い、返済することは困難であったため、ご相談にいらっしゃいました。

＜手続きの結果＞

Kさんは、自宅の住宅ローンを返済中で、自宅は手放したくないという希望がありました。また、Kさんが経営する飲食店は、季節ごとに売上の増減はありましたが、年間で平均すると安定した収入が見込めましたので、住宅資金特別条項を定めた個人再生の申立てを行いました。

Kさんは、店舗の預け入れ敷金や自動車等の財産がありましたので、清算価値の総額を計画弁済総額として支払う必要がありました。

個人再生委員が選任され、個人再生委員の指導・監督のもと、認可決定が出るまでの間、定期的に収支状況の報告や試験的積立を行いました。

その結果、再生計画について認可決定を受け、約4500万円あった借金が約520万円に減額され、月々の支払いは、約30万円から約8.7万円に減額されました。